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さくらのクラウド検定を受検しました

こんにちは。AIエンジニアリンググループの矢澤です。 例年より暑い日々が続いていましたが、夕方や夜はだんだん涼しくなり秋を感じるようになってきました。 秋の代表的な花であるコスモスを秋桜と書くようになったのは、日本の有名な歌謡曲が元になっているらしく、日本人にとって桜は昔から特別なものだったのだなと思いました。

最近クラウドが普及したことで、ソフトウェア開発の流れが大きく変わったと実感しています。 特に、オンプレ時代に苦労していたようなインフラの構築や保守に時間をかける機会が少なくなり、OSイメージが搭載済みのサーバーや様々な用途に合ったDBなどを簡単に利用できるようになりました。 またアプリケーション自体も、全て自前で一から実装せずとも、既に用意されているサービスの設定や繋ぎ込みで実現できることが多くなったと感じています。 上記のような背景から、今後もクラウドの知識は重要になるのではないかと思い、個人的に学習を行っています。 クラウドといって一般的に想像されるのは海外サービス(AWS, Azure, GCPなど)かと思われますが、最近注目されている国産クラウドサービスとして「さくらのクラウド」があります。

私自身は普段の業務でAzureを使うことが多く、さくらのクラウドを触る機会はこれまで無かったのですが、クラウド全般の知識や各サービスの特徴や違いなどを知ることで業務に活用できるかもしれません。 そこで今回、自学の一環として「さくらのクラウド検定」を受検することにしました。 とても勉強になったので、本記事では受検報告として概要や結果を簡単に説明したいと思います。

さくらのクラウドについて

試験に関する話の前に、今回学習した「さくらのクラウド」サービスについて説明します。 さくらのクラウドは、さくらインターネット株式会社が提供している国産クラウドサービスで、ビジネス規模や成長度に応じた各種サービスが用意されています。 HPの情報によると、「データ転送料無料による圧倒的なコストパフォーマンス」、「災害・障害時の対策として東京・石狩リージョンが選択可能」、「直感的に操作できるコントロールパネル」が特徴です。

以下は、Chat-GPTで生成した各種クラウドとの比較表です。1

クラウドサービスの比較(Chat-GPTで生成)

さくらのクラウドの特徴として、日本の企業や中小規模の事業者向けに特化していることがあり、実際にメルカリや国立情報学研究所などの様々な日本企業・研究機関などで導入されています。 2023年11月には政府クラウドの提供事業者に選定され、AI開発用のスパコン整備計画で補助金を受けるなどの理由から、株価が急騰したというニュースもありました。 また実際にチュートリアルで操作してみた結果、コントロールパネルの操作感や日本語による説明、必要最小限の機能や仕様が用意されていることなどから、教育用途やクラウドを初めて導入する企業などに向いているのではないかと感じました。

試験について

試験概要

試験の概要やスケジュールは、公式サイトで確認できます。

特徴としては、
* 1. 日時指定型のオンライン試験であり、2024年度では 2024/9, 2024/12, 2025/3 に開催される
* 2. 多岐選択式の問題(100問程度)を60分で解く必要があり、内容はシラバスから幅広く出題される
* 3. 無料のオンライン教材があり、一般(11,000円)に比べて学生は割安(3,300円)で受検できる
などがあります。

1について、今回は2024/9/28(土)に行われた試験を自宅で受検しました。わざわざ試験会場に行く必要がないので、気軽に受けることができます。 2の問題数は少し多いと感じましたが、複雑な計算問題などは無いので60分あれば十分に解けきれると感じました(あくまで個人の感想です)。 3のオンライン教材は、内容が非常に充実していて、試験そのものだけでなく教材での学習についても今回意義があったと思っています。

試験範囲

試験範囲(シラバス)は、大きく「デジタル技術の基礎」、「さくらインターネットのサービス」「さくらのクラウドでのアーキテクチャ設計」の3つに分かれています。 「デジタル技術の基礎」は、クラウド全般の知識やハードウェアとソフトウェアの違い、ネットワークやセキュリティの概要など、他のクラウド技術を使う際にも役に立つ内容だと思いました。 「さくらインターネットのサービス」では、さくらのクラウドを含む同社の各種サービスに関する仕様や特徴などが出題されるようになっていて、こちらは逆にAzureなど他のサービスを普段使っていても知らない内容が多かったです。 「さくらのクラウドでのアーキテクチャ設計」は、セキュリティや可用性・拡張性、コストパフォーマンスなどを考慮しながらクラウドサービスを設計する方法などが取り上げられており、本内容まで十分に理解できると実務に活用できるのではないかと思います。

学習コンテンツ

学習に使用したコンテンツは、基本的にはスライド資料+音声の動画(一部スライドのみ)となっています。 説明が丁寧なため、クラウドの概要などある程度知識のある内容については問題なく理解できましたが、さくらのクラウドの各サービスの詳細な仕様など細かい部分については、一度だけでは覚えきれない部分もありました。 そのため、今後さくらのクラウドを実際に活用していきたい方や絶対に試験に合格したい方は、他の資料や実際の操作なども併用しながら余裕を持って学習を進めていくと良いのではないかと思います。

学習コンテンツの画面イメージ(出典:zero to one

試験結果

肝心の試験結果ですが、無事に合格することができました。

以下に試験結果の詳細を載せます。

詳細結果

「1. デジタル技術の基礎」や「3.2 セキュリティの設計」は高得点を取れた一方で、「3.1 さくらのクラウドで実現するシステム構成設計」や「3.4 コストパフォーマンスの設計」については低めの点数となってしまいました。 さくらのクラウドサービスの細かい仕様や設計方法については、オンライン教材での学習時に1回では覚えきれなかった部分もあり、個人的には納得の結果です。 特にコストパフォーマンスの良い設計については、業務で他のクラウドサービスを使用する際に活かせる内容もあると思うので、改めて復習したいと思いました。

まとめ

今回は、クラウドの知識を拡げるために「さくらのクラウド検定」の事前学習および受検を行いました。 クラウドサービスの試験や検定については、さくらインターネット以外にも各社から様々なものが提供されていて、オンラインの学習コースなども増えています。 今後は、業務で活用しているAzureや他のクラウドについて更に学習して、知識をブラッシュアップしていきたいです。


  1. Chat-GPTで生成しているため、詳細部分に誤りがあったり最新の情報が反映できていなかったりする可能性があります。例えば、さくらのクラウドのリージョンが「東京、大阪など」となっていますが、HPではリージョンとして東京と北海道(石狩)が紹介されていて、大阪リージョンが現在も使われているのかどうかなど厳密な情報は把握できませんでした。